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もしかしたら好きなのかもしれない。
保坂和志の「明け方の猫」も、
浅野いにおの「素晴らしい世界」も、
ミシェル・ゴンドリーに観られるあの世界観も。
わたしには、突発的に、
こころが、真っ黒なインクで染められて、
一生懸命、拭いても拭いても拭いても、
黒は広がっていくばかりで、
元々持っていた自分の色を忘れてしまう、
そんな面倒臭い状況に陥ってしまう時がある。
それでも、わたしの存在を、
全肯定してくれる存在のうれしさを知っているから、
どんなに辛い時にでも優しくありたいと思うのだけど。
なかなかうまくいかなくて、
少年を振り回してしまってるのに。
いつも少年は、わたしの手を離さない。
世界の終わりが近づくような、
なんかどうしようもない虚無感が、
たまに僕を追いかけてくる時があって。
そいつに追いつかれた時は、
もう本当にどうでもいいやって思って、
仕事も、友達も、文学も、音楽も、映画も、
全然面白くないし、
全然響いてこなくて。
そこから抜け出す方法っていうのを、
勿論探しているのだけど、
本当にたまにやって来て、
もがき苦しむ辛さだけを残して、
気が付けば去っていって。
そしてまた、忘れた頃に、
そいつは追いかけてきて。
はっきり言って、
そいつへの撃退法なんかなくて、
生きている限り取り憑かれているそいつと、
一生戦っていくしかなくて。
だから、
一緒に戦ってくれる相手を見つける為に、
僕達は生きているのかもしれない。
仕事も、友達も、文学も、音楽も、映画も、
勿論楽しいけど。
やっぱり君といる時が一番楽しい。
ふうわり、ふうわりと、
世界が流れるように、
こどもに一つの物語を丁寧に説くように、
そう話す君のリズムが、
もしかしたら一番好きなのかもしれない。
確かなものなんて、
あるようでない二人だから、
本当は、不安で不安で仕様がなくて、
その不安にわたしは掻き消されてしまいそうになるけど、
繋がっていることの、
意味や、理由を、
常に生産していくことなんて、
本当はどうでもいいことで、
理屈に縛られてしまうなんて、
ものすごく馬鹿らしいことで。
だから、
自分の感情を信じるままに、
如何なる状況にも流されないように、
しっかりと君の手を、繋いでいようと思った。
(再録)
* * * * *
6月5日、わたしたちは入籍しました。
好き過ぎてどうしようもなくて。
本当にどうしていいかが分からなくなって、
結果的に、自分が大嫌いになる。
変なの。
ほんと、変なの。
そういえば、わたしはブログを持っていたんだっけ。
最近は専ら、ミクシィに、日記を認めていたから、
ここのこと、すっかり忘れていた。
5年前の今日、
わたし達は雨の中、初めて手を繋いで走った。
5年後の今日、
わたし達は、どんな形になっているのだろう。
今と変わらず、一緒にいられたらいい。
それだけのこと、それ以上のこと。
今日の一曲 心空/ハナレグミ
今年に入ってよく風邪をひく。
金曜日、仕事中に異変を感じ、
定時で終わらせた後すぐ様病院へ。
「38度も熱が出ると、
全身の関節という関節が痛くなるものなのね。」
悠長に事象を認識へと運ぶ必要などないのだけれど、
こういう時だからこそなのか、
余計なほど、状況を客観視出来てしまうのが、
少しおもしろい。
処方して頂いた7種類の錠剤とトローチとイソジン。
このおかげか、今はもう熱は下がり、
こうしてパソコンを開いているわけだ。
家中をふらふら彷徨う風邪菌達、
今度は少年を侵そうとしている。
ごめんよ、少年。
今日の一曲 Tattooあり/Number Girl
今日から4連休の始まりだというのに、
惜しげもなく睡眠に時間を割いてしまった。
残りの3日間も、ぐーたら過ごしてしまいそうで、少し怖い。
会社を、
5月の中旬で辞めることにした。
不謹慎ながらも、清清しい気持ちである。
今日の一曲 ハナレバナレ/キセル
行きは進行方向左側、帰りは進行方向右側を、
わたしはいつも向いている。
つまりわたしは、行きの進行方向右側、
帰りの進行方向左側の景色を知らないのだ。
昨日の帰りはあれよあれよと人に流されて、
気付くとわたしは、進行方向左側を向いていた。
目に入ってきたのは、夜の東京タワー。
ひたむきに、闇へ光を放つ様があまりに美しくて、
毎日が少し切なくなってしまった。
今日の一曲 "telephone"/Spangle call Lilli line





